大人の役割 @城陽市寺田にある個別指導塾 勉楽個別 寺田小・寺田西小・今池小・富野小・古川小・城陽中・西城陽中・東城陽中・北城陽中・南城陽中
みなさん、こんにちは。
京都府城陽市寺田にある個別指導勉楽個別です。
本日もブログを読んでくださりありがとうございます。
最終的には勉強の話に繋がりますので、最後までお読みください。
油断大敵
昨日は、徹夜で明け方のラグビーW杯の応援をしていました。
また、ゲームは開始早々にフルバックのマシレワ選手がインゴールノックオンの反則。
そして、しっかりとそれが相手の先制点に繋がりましました。
ただ、そこから桜の勇者達は盛り返して一旦逆転をします。
そして、迎えた前半終了前にペナルティゴールで3点を献上。
これがなければ「10-9」の1点差も、「13-9」の4点差で前半終了。
しかも、「ペナルティ」での3点献上です。
正直、ここで「まずいなぁ」と思いました。
そう、初戦内容で書いた「流れ」の話です。
「ペナルティ」は、相手に流れをプレゼントすることが多いのです。
そして、後半開始から暫くは踏ん張って流れを渡しません。
しかし、決定打になったのは「セルフジャッジ」によるトライ&コンバージョンキックの「7点献上」です。
これも初戦の時に書きましたが、「セルフジャッジ」で「自分たち」で勝手に判断しプレーを止めての7点献上です。
なるべくしてなった
この時、私はテレビの前で「あかん、動けっ!止めろっ!!」と叫びました。
しかし、イングランドのフォワード選手はノックオンとは判断せず、転がるボールを拾いインゴールにトライします。
一方で、桜の勇者の脚は緩みそれを傍観していました。
初戦に続く「2度目のセルフジャッジ」。
ニュースなどでは「不運」「アンラッキー」と書かれていることが多いです。
しかし、そうではないように思います。
これが、ティア1国とティア2国の差なのでしょう。
そして、単なる「体の強さ」だけではない「意識」や「普段の積み重ね」が関係していると思います。
そして、その後は桜の勇者の「心が折れた」のかミスや健闘していたフォワードが押される場面も増えました。
勉強も同じ
最近は、学校の先生も「生徒任せ」で勉強に取り組ませておられます。
それ自体が悪いとは言いませんが、「その中身のチェック」が重要になると思います。
核家族化や共働き世帯が「当たり前」の現代では、「家庭でのチェック」が出来にくい状況です。
しかも、学校の先生も「働き方改革」もあり、早期退出や業務持ち帰り禁止です。
そうすると、子ども達が「自分で計画、実行、チェック」を行うことになります。
そう、まさに「セルフジャッジ」です。
そして、ここでも「二極化」が進み拡大する可能性が大きくなります。
簡単に言うと、「きちんと出来る人はきちんとやり、出来ない人は出来ないまま」なのです。
子ども達を尊重することは重要ですし、それが成長に直結もします。
しかし、その過程での「チェック機能」が正しく働いてこそだと思います。
何もかも任せるのではなく、「最初の指導と取り組み方」をきちんと伝えること。
そして、その上で「子ども達に任せる」こと。
最後に、大人がチェックし評価し修正行動をアドバイスすること。
これらが重要であり、その後もその流れを繰り返すことが重要ではないかと思います。
どう関わるのか
新しい取り組みの「良い結果」に目を向けることは重要です。
一方で、「多くのそうではない結果」にも目を向け関わることも重要です。
最近の子育てや教育は、大谷選手や藤井聡太七冠のような「スーパーマン」を生み出しています。
一方で、立ち歩きや学級崩壊の原因となる子ども達も多くなっています。
そして、その理由は「大人の油断・慢心・無関心等」もあるのではないかと思うのです。
成長途上の子ども達を「大人扱い」するのであれば、その途中経過や状況をチェックし関わること。
それが大人の責任であると私は思います。
「子は宝」と言いますが、ペットのように可愛がるのでは本当の意味での「宝」にはなりません。
教え、導き、鍛え、育む。
それこそが「教育」であり「大人の責任」であり、その先にこそ「宝に成長した子ども達」がいるのではないかと思うのです。
私も含め、大人が自分のことで精一杯になることが多い現代。
しかし、もうひと踏ん張りして「子ども達の成長や人生に責任を果たすこと」も必要ではないでしょうか?
休日が増え、様々な体験をさせることが可能になりました。
しかし、その一方で「生活水準格差」も大きくなり、すべての子ども達が一様に経験出来る訳ではありません。
それぞれの置かれた環境の中で、子ども達に出来ることは何か?
その為に、大人がするべきことは何か?
今一度、そのことについて考えるべきではないかと思います。
教育現場にいるからこそ、そのことが気になって仕方がありません。