理解することの大切さ @城陽市寺田にある個別指導塾 勉楽個別
みなさん、こんにちは。
京都府城陽市寺田にある個別指導勉楽個別です。
本日もブログを読んでくださりありがとうございます。
本日は、「理解することの大切さ」について書きたいと思います。
理解すること
まず、「理解」を国語辞典で調べると「物の筋道がわかること。意味や内容をよくさとること(旺文社標準国語辞典)」とあります。
そうすると、「単に計算が出来ること」は「正しく出来ること」ではありますが「理解出来ていること」にはなりません。
例えば、A君はわり算の計算問題が100点満点だとします。
そのA君は「3時間で21km移動した時、平均時速は何kmでしょう?」という文章問題を解くことが出来ません。
当然、この問題は「わり算」を用いて説く問題です。
しかし、その「わり算の式」を立てることが出来ないのです。
そして、その理由は「わり算の意味」を理解していないからです。
「わり算」は「単位量(1)当たり」を求める計算方法です。
先の問題では「時速」を求める問題ですので「1時間当たりの進む距離」を求めることになります。
なので、「21(km)÷3(時間)=7km/時間(h)」となります。
即ち、「3時間」でわることで「1時間当たり」を求めているわけです。
こんなチェックも出来る
この仕組みを知っていると、「わる数が1未満の時の商」について「チェックする」ことが出来るのです。
例えば、①「10÷2=5」、②「10÷0.2=50」となります。
①の場合、「わる数=2」で「商=5」は「わられる数=10」よりも小さい値になります。
その理由は、「2でわる」ことで「1当たり」を求めているからとなります。
②の場合も同様に、「0.2でわる」ことで「1当たり」を求めているのです。
「0.2のとき10の値をとるときの1当たりを求めている」ということです。
「1」は「0.2」の5倍ですので、「10を5倍」した「50」が求める答えということです。
このように、「わる数」が1より大きな値のとき、「商はわられる数の値より小さくなる」のです。
逆に、「わる数」が1より小さな値のとき、「商はわられる数の値より大きくなる」のです。
この仕組みを知っていると、「10÷0.2=5」と計算間違いをしたとき、「あれっ、何かおかしいぞ?」と気づくことが出来るはずなのです。
これが「理解することの大切さ」ということなのです。
そして、理科の場合は「単位」を知っているとそれだけで「式の立て方」がわかることも出てきます。
また、漢字も同様です。
「くやしい」は「気持ち、心の状態」ですので「りっしんべんの悔しい」となります。
また、「あなどる」は「人が行うこと」ですので「にんべんの侮る」となります。
なので、「後悔する」「侮辱する」で漢字は使い分けられているということですね。
みなさん、しっかりと「理解して」勉強に取り組んでくださいね。